憧れの新築戸建て住宅を購入!引っ越し直後にやっておくべき、家を綺麗に保つための対策

誰もが憧れるマイホームの購入ですが、いざ新築戸建て住宅を購入して、引っ越しが完了したとすれば、まず何から始めるべきだと思います?荷ほどきが終わって、家具の設置ができたのであれば、新居での生活をそのままスタートすれば良いのではないか…とほとんどの方が考えていると思います。

しかし、そのような考えでは、毎年年末の大掃除の時期になると掃除しなければならない場所が多いくなり、さらにしつこいカビや油汚れで困ってしまうことになります。憧れの新築戸建てを購入した時には、毎日小まめに掃除を頑張ろうと最初のうちは誰もが考えるものでしょう。しかし、仕事や子育てなど、何かと忙しい日常生活の中では、お掃除もおざなりになってしまいがちで、新しい家に慣れてくると、汚れを見つけても見て見ぬふりをしてしまう…なんて方も多いのが実情です。

まず最初に覚えておいてほしいのは、家を長くきれいに保っていきたいのであれば、「カビが生えたら撃退する!」「油汚れに効果的な洗剤で掃除する!」なんて考え方は捨てましょう。このような考えを持ってしまうと、毎年の大掃除で苦労してしまうことになり、どうしても間に合わない部分が生じて徐々に汚れが蓄積されていくことになるのです。
実は、水垢、カビ、油汚れなど、しつこい家の汚れに関しては、「汚れてから掃除する」という意識ではなく、「カビが繁殖しないように」「油汚れが隙間に入らないように」など、事前に防ぐための対策を行っておくことが非常に重要なのです。新築に引っ越したばかりなら、まだ汚れていない状況ですので、入居したての頃にきちんと対策を施しておくことで、長くきれいな家を保てるようになるはずです。

そこでこの記事では、新築購入後、引っ越し直後にやっておきたい、家を綺麗に保つための対策をご紹介します!

家を綺麗に保てる人の共通点は?

どのような家であっても、長年住んでいれば汚れは蓄積していってしまうものです。しかし、同じ時期に購入した家なのに、数年経過してみると、一目瞭然で綺麗に保てている家と汚れてしまう家に分かれてしまうものです。
もちろん、どちらの住宅だとしても、定期的にお掃除はしていると思うのですが、方やお客様を家に呼ぶのをためらうほど散らかってしまう…なんてご家庭と、生活感を感じないほどきれいに保たれている家に分かれてしまうものです。それでは、同じように掃除をしながら住んでいるのに、ここまでの違いが生じてしまうのはなぜなのでしょうか?

実は、何年もの間、家を綺麗に保てているご家庭というのは、いくつかの共通点が存在しており、基本的に入居時に汚れにくくする対策を行っているのです。ここでは、住まいを綺麗に保っているお宅に共通するポイントをまずご紹介しておきます。

①いつでも掃除ができる工夫がされている

まず一つ目の共通点としては、すぐに使える、使いやすい場所に掃除道具が用意されていることです。

日常生活の動線上において、使いやすい場所に掃除道具を置いておけば、ちょっとした汚れに気付いたとき、すぐに掃除することができます。これをしていないお宅は、掃除のために道具を探さなければいけませんし、持って移動しなければならないなど、手間がかかってしまう訳です。使いやすい場所に掃除道具があれば、家族全員にお掃除の習慣も付きますし、汚れが軽いうちに綺麗にしてしまうという状況を作ることができます。

こういった手軽な工夫が、場所ごとにかかる掃除の労力や時間を節約することにつながり、一個一個の汚れも軽いので、比較的簡単・短時間で家を綺麗にできるという好循環を生み出すことにもつながります。散らかりがちな家は、掃除道具を探すために、さらに散らかしてしまう…なんて悪循環があるのではないでしょうか?

②生活動線がシンプル

掃除とは全く関係がなさそうですが、綺麗に保たれているお宅というのは、間取りも含めて生活動線がシンプルな場合が多いと言われています。リビング・キッチン・トイレなどと言った、生活に関わる場所の往来がすっきりしているほど、「掃除がしやすくなる」と片付けのプロの方もよく言っていますよね。

なお、間取りに関しては、住みやすさや家に対する憧れなどもありますので、「掃除がしやすいか?」で決める必要はないと思いますよ。あくまでも、長く家を綺麗に保てているお宅の共通点として挙げているだけですので、こうでなくては綺麗に保てないわけではありません。

そして、上述しているように、家をきれいに保つことを考えた場合、入居時から汚れが付きにくい対策をしておくことや日常生活の中でも小まめに汚れが付きにくくする習慣をつけるのが最も大切だと言えます。そこで、次項では、家の各箇所における綺麗に保つためのポイントをご紹介していきます。

家を綺麗に保つためのポイント

憧れのマイホームを購入したのであれば、誰でもできるだけ長く、綺麗な状態を保ちたいと考えるものです。そうはいっても、毎日細かなところまでお掃除するというのも難しい話ですし、掃除していたつもりでも、汚れが目立ってくることも珍しくありません。

実は家を綺麗に保つためには、いくつかのポイントが存在しており、そこを押さえておけば、毎日小まめに掃除が出来なくても、綺麗な状態を長く保つことができると言われているのです。例えば、家全体の印象に大きな影響を及ぼすのが、水回りです。水回りは、汚れなどの見た目の問題だけでなく、湿度が溜まりやすいことから、臭いやカビの発生などの原因にもなるところです。
要は、このような場所ごとの注意点をきちんとつかんで、綺麗に保つコツを押さえておくことが大切ですので、ここでは代表的なものをご紹介しておきます。

浴室のポイント

まずは、浴室を綺麗に保つポイントからご紹介していきます。浴室は、小まめに掃除しているつもりでも、いつの間にかカビの繁殖を招いてしまう…なんてことが多く、定期的にプロの業者に掃除を依頼するような家庭もあると言われています。

浴室で注意しておきたいのは、排水口の汚れで、石鹸かすなどが汚れとして残ってしまうと、臭いが発生することになります。さらに、湿度が高い場所ですし、カビの繁殖に非常に適しており、ここで発生したカビの胞子が家中に広がり、いつの間にかいろいろな場所でカビが…なんてことになるのです。

したがって、マイホームを購入して、入居した直後に、防カビ用のくん煙剤などを用いてカビの発生を抑制するようにしておけば、後々の掃除の手間が大幅に軽減できます。また、日常的なお風呂利用の際は、100円ショップなどで売っている「水切りワイパー」を購入し、最後の入浴者が壁や鏡の水滴を落とすように習慣づけましょう。これをすることで、水垢の発生が防げますし、浴室が速く乾燥するようになります。

お風呂を乾燥させるために換気する場合は、ドアや窓を閉めて密閉した状態で換気扇を回すのがコツです。窓やドアを開けて換気扇を回すと、湿気が外に出にくくなってしまうのです。床の石鹸かすなどは、最後に入浴した人が、シャワーなどでしっかりと流すような習慣をつければ、汚れの付き方がかなり違ってくるはずです。

洗面室のポイント

意外にお掃除がおざなりになりやすいのが洗面台の周りです。コロナ禍の現在、来客があった時には必ず使ってもらう場所になるので、常に綺麗にしておきたいと考える方は多いと思います。

洗面台周りを綺麗に見せたいのであれば、水滴の吹き取りがカギとなります。そして、家族に洗面台を綺麗に保ってもらうためには、拭き取り用の布やペーパーを分かりやすい位置に設置しておきましょう。そうすれば、「使ったらついでに拭く」という動作を習慣づけることができます。これだけでも、洗面台周りの見た目は劇的に変わると思いますよ。

なお、洗面台のお掃除として行っておきたいのは、蛇口の根元部分です。この部分は、水がたまりやすく、石鹸成分が含まれた水になると、固まって落ちにくくなってしまいます。黄ばみなども生じて汚く見えてしまうので、週一回程度で良いので、古い歯ブラシなどを使って汚れを落としてくのがおすすめです。

なお、洗面台の鏡などを掃除する場合、汚れが軽いうちであればお風呂用洗剤で構いません。

キッチンのポイント

キッチンのお掃除を怠ると、年末の大掃除などで苦労することになるので、日々の習慣を大切にしましょう。キッチンの汚れの原因は、水垢と油汚れなのですが、どちらも日常的に小まめに拭き取るという習慣づけが最も大切です。

特に、コンロ周りの汚れは、油汚れを放置してしまい、ベタ付きによってホコリが溜まるのが原因です。そして、汚れが留まって酸化してしまうので、ニオイまで生じてしまい、他の場所を綺麗にしていても全て台無しにしてしまいます。特に近年では、リビングとキッチンが一体化している間取りが多いので、リビング全体も常に異臭を感じてしまう…という最悪な事態を招いてしまう恐れがあります。

こういった油汚れなどに関しては、毎日小まめにお掃除することを心がけておくことです。さらに、隙間などに汚れがたまらないようにするためには、100円ショップで手軽に購入できる「マスキングテープ」をコンロの回りを一周するように巻き付けておくとか、シンクの水アカ対策として、「コーティング剤」を最初のうちに使っておくのがオススメです。ホームセンターなどに行けば、一通りそろうと思うので、入居時にやっておきましょう。

窓のポイント

窓は、年に一回、大掃除の時にだけ綺麗にする…なんて対処の人も多いのではないでしょうか?しかしそのようなやり方では、家を綺麗に保つことは難しいと考えてください、

窓の汚れに関しては、土ぼこりと結露対策が大切です。この部分を入居時にしっかりと対策しておくことで、年末の大掃除の手間を大幅に軽減することができます。土埃などの対策としては、網戸とサッシの部分を、柔軟剤を含ませた布で拭いてあげるだけで大丈夫です。実は、柔軟剤には、静電気を防止する効果がありますので、これだけで汚れが付きにくくなるのです。
結露に関しては、台所用の中性洗剤が使えます。洗剤を水(洗剤大さじ1に対して水300ml)で薄めて布に含ませ、部屋側の窓をその布で吹ておいてください。これにより、界面活性剤の働きで、結露が付きにくくなるのです。

非常に単純な対策ですが、やるとやらないのとでは大きな違いが出ますので、新築の入居時に行っておきましょう。

まとめ

今回は、最近新築戸建てを購入した、現在新築戸建ての購入を検討しているという方のため、新築に入居した時に行っておきたい、家を長くきれいに保つためのコツについてご紹介してきました。

家を綺麗に保つためには、毎日のこまめなお掃除が大切なのは間違いありません。しかし、忙しい日常生活の中でも、隅々までお掃除するのはなかなか難しい事ですし、気付かないうちに汚れが蓄積してしまい、プロに依頼しないと綺麗にならない…なんて状況になってしまうことも珍しい事ではありませんよね。
この記事でご紹介したように、家を綺麗に保つために大切なのは、お掃除も大切ですが、それ以前の「汚れが付きにくい、溜まりにくい」状況を作ってあげるということなのです。この記事でご紹介したような細かな習慣をつけておけば、お風呂のカビは発生しにくくなりますし、キッチンなども簡単なお掃除だけで綺麗に保つことができるようになるはずです。

そして、軽い汚れしかつかないのであれば、日々のお掃除の手間も軽減されることから、長くきれいな状態を保つことができるようになるはずです。どちらにせよ、家族全員の協力が必要な部分でもあるので、新居に入居する前にきちんと家族間で話し合っておくのがオススメです。

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