やらないと後悔するかも?夏の終わりに行っておきたいエアコンメンテナンス!

今年も10月に入り、いよいよ1年の終わりが近づいてきました。2020年の今年は、東京オリンピックが開催されるはずの年で、本来は今でもオリンピックの余韻に浸ることができたはずでした。しかし、今年の初めから世界中で問題となっている新型コロナウイルスの影響もあり、例年の夏とは全く異なる過ごし方になってしまいましたね…。来年こそは、このコロナ問題も落ち着いていることを願いたいものです。

いつもと違う生活が続く現在ですが、それでも私たちの日常生活は進んでいくものです。今年は、9月いっぱい暑い日が続いたこともありますし、現在でも日中は気温が30℃近くまで上昇する日もあるなど、10月に入ってからもエアコンのお世話になっているという方はいるかもしれませんね。しかし、これから冬に向かって徐々に気温が下がっていくことになりますし、1~2か月間はエアコンを休ませる時期に入ります。
それでは皆さんは、夏の間フル稼働してくれたエアコンのお掃除はもう行いましたか?1カ月すれば寒くなるため、来年の春までエアコンのお掃除はしなくても良い…なんて考えている方もいるのではないでしょうか?しかし、この考えは大間違いで、夏の終わりにきちんとメンテナンスしておかなければ、後悔してしまうことになる可能性があるのです。

そこでこの記事では、夏の終わりを迎えたこの時期に行っておきたいエアコンのメンテナンスをご紹介しておきます!

夏の終わりのエアコンメンテナンス!

それではまず、夏の終わりに行っておきたいエアコンのメンテナンスについてご紹介します。皆さんは、季節ごとにエアコンのお掃除など、きちんとメンテナンスを行っているでしょうか?意外に多いのは、夏の初めや気温が下がってた時期など、エアコンを使い始める前にフィルターなどを掃除して「これで大丈夫!」と考えてしまうというパターンです。

もちろん何もしないよりはましなのですが、実はこういったメンテナンス頻度になると、ご家族の健康被害を引き起こしてしまう可能性があるのです。例えば、6月~10月のエアコンを良く使用する時期になると、風邪でもないのにくしゃみが出てしまう…喉がイガイガしてしまう…微熱が続いてしまう…といった経験がある人も多いのではないでしょうか?これは、近年非常に増えていると言われているエアコン内部のカビによるアレルギー症状なのです。
実は、エアコンのメンテナンスを怠ってしまうと、内部にカビが繁殖してしまい、エアコンを稼働させた際に風と一緒にカビが飛び出てしまうのです。そして空気中に多くのカビが飛び交うことで『カビ過敏症』と呼ばれる症状が出るのです。この症状が出てしまうと、くしゃみや喉のイガイガを始め、肌に蕁麻疹が出たりしてしまいます。そして最悪の場合、肺炎や呼吸困難に陥ってしまう方もいるなど、命に係わる危険もあるのです。

これは、夏の終わりにエアコンのお掃除などのメンテナンスを怠ることによって、内部にカビが大量繁殖してしまうことが原因です。したがって、季節の初めに「フィルターのお掃除」だけをしたとしても、内部のお掃除を放置してしまった場合、上記のようなカビ過敏症になってしまうご家族が出てしまうリスクがあるのです。こういったリスクを減らすためにも、夏の終わりは以下のようなエアコンのメンテナンスを必ず行いましょう。

フィルターのお掃除

まずは、定番のフィルターのお掃除です。エアコンのお掃除は、使い始める前に行うのではなく、シーズンの終わりにやっておきましょう。そうしなければ、使っていないうちにエアコン内部にカビが繁殖してしまい、次のシーズンにカビをまき散らすことになるのです。

エアコンのフィルターは、目に見えて汚れているのに、それを放置してしまっているお宅も少なくありません。しかし、フィルターに付着しているホコリの層の中にもカビ菌が含まれていることが多いため、シーズン終わりにきちんと掃除しておきましょう。エアコンのフィルターは、一般の方でも掃除しやすいように作られていますので、以下の手順でお掃除を勧めましょう。

  1. ①フィルターを外してホコリをとる
    まずは、エアコンからフィルターを外して、大まかなホコリを掃除機などで吸い取ってください。
  2. ②水洗いする
    目に見えるホコリの層が取れたら、洗面台やお風呂場で水洗いしましょう。丁寧に汚れを落とすため、食器洗い洗剤などをつけ、使い終わったハブラシなどでフィルターの目までしっかり洗って下さい。最後は、洗剤をしっかり濯いで乾燥させ、元に戻せばOKです。

エアコンフィルターのお掃除は、誰でも簡単にできますので、シーズン終わりに必ず行ってください。

エアコン内部の乾燥

シーズン終わりのエアコンメンテナンスとして、上記のフィルターお掃除は行っているという方でも、意外に見落としてしまうのがこれです。そもそもエアコン内部でカビが繁殖してしまうのは、夏などの暑い季節に活躍するエアコンが、気温とエアコン内部の冷風の温度差から結露が発生し、高湿になることでカビが生えやすくなってしまうのが原因なのです。カビが湿気を好むというのは皆さんもご存知だと思うのですが、エアコン内部はホコリなどの栄養分と適度な湿気があるため、カビの繁殖には非常に適した条件になってしまうのです。

ちなみに、エアコンを常に利用している夏場などは、内部に空気の流れができているのでカビの繁殖を防げるのですが、シーズン終わりで使わなくなると、湿気と栄養分のみが残ってしまうことになるのです。そのため、シーズン終わりのメンテナンスを放置すると、次のシーズンの初めにエアコンから変な匂いが…と不快な思いをしてしまうことになるのです。さらに、不快な思いだけなら良いのですが、上述の『カビ過敏症』を発症してしまうなどの大問題に発展してしまいます。

こういった理由もあり、夏の終わりで「当分エアコンを使わない…」となった際には、最後に「通風運転」をさせ、内部を乾燥させると良いです。まずは、フィルターを綺麗にして、「送風で60~120分ほど運転」を目安としましょう。そうすることで、エアコン内部の湿気が取れますので、カビの繁殖を防ぐことができるのです。

ちなみに、シーズンごとにこういったメンテナンスが面倒で、どうしても忘れてしまう…という場合には、定期的に専門業者にメンテナンスを依頼すると良いでしょう。コストはかかってしまいますが、エアコン特有の嫌なにおいを感じることもなくなりますし、内部も清潔でカビ過敏症の発症も防ぐことができるはずです。

まとめ

今回は、夏の終わりにやっておきたいエアコンのメンテナンスについてご紹介してきました。この記事でご紹介したように、シーズンの初めにエアコンのお掃除をする方が多いのですが、実はエアコンのメンテナンスはシーズン終わりに行っておくべきものなのです。特に、夏場に使ったエアコンは、冷たい空気を吐き出すことになるため、外気温とエアコン内部の気温差で結露が発生し、カビの繁殖に適した状況を作ってしまうことになるのです。

これを放置したまま、次のシーズンを迎えてしまうと、エアコン内部がカビだらけになってしまっており、シーズン前にフィルターのお掃除をしても無駄なのです。エアコン内部のカビは、エアコンを利用することでカビの胞子を室内にまき散らしてしまい、お子様のアレルギー症状まで発症させてしまいます。お家のエアコンをつけると、くしゃみや喉のイガイガ症状が出る…なんて場合、既にカビが大発生している可能性が高いです。こうなってしまうと、一般の人ではお掃除することが難しいので専門業者に依頼してクリーニングしてもらうのがオススメです。

エアコンは、私たちの生活を快適にしてくれる非常に便利な設備ですが、メンテナンスを怠ってしまうと、健康被害を引き起こす原因にもなるので「シーズン終わりにきちんとメンテナンスをする!」ということを習慣づけておくのがオススメです。なお、素人では取り切れない汚れなどもありますので、小さなお子様がいるご家庭は、1年に1回程度の頻度でプロの業者にエアコンクリーニングを依頼するのがオススメです!