マイホームをもっと便利に「取り入れて良かった!」という声がある家づくりのアイデア

今回は、これから憧れのマイホームを手に入れようとお考え中の方に向け、「これを取り入れて良かった!」という声が多い、家づくりの工夫をいくつかご紹介していきたいと思います。 一日の中でも長い時間を過ごすことになるマイホームは、自分たち家族が最も過ごしやすいように工夫を凝らすことが大切です。家の利便性や住み心地については、ある程度『これが定番!』と言われるような物もあるのですが、多くの人に人気の設備や間取りだとしても「自分にとってはどうもしっくりこない…」と不満に感じてしまうような場合もあります。当たり前のことですが、生活習慣や生活に求めるものというのは、十人十色な訳ですので、ハウスメーカーに「皆さんこの機能を取り入れていますよ!」と言われるものがあなたにも合ってるとは限らないのです。 そこでこの記事では、実際に家を建てた人が「これを取り入れて良かった!」と感じている、家づくりを行う際のアイデアについてご紹介していきます。なお、建売住宅を購入する際には、ここで紹介する工夫を取り入れたくても不可能な場合もあるので注意してください。注文住宅や自由設計と呼ばれるような家づくりの手法であれば、基本的に導入可能だと思いますので、これからマイホームの購入を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

より満足できる家づくりのアイデア

それでは、実際に取り入れた方が「これはやって良かった!」と考えている家づくりの工夫やアイデアをご紹介していきましょう。あまり意識することはありませんが、人間のライフスタイルというのは、急激な変化などはあまりないものの、徐々に変わっていっています。これは、日常生活を手助けしてくれている住宅設備がどんどん便利になっていることも大きな理由の一つですが、私たちの価値観自体も少しづつ変わってきているからなのでしょう。 こういったこともあり、時代とともに『家に求められるもの』や『便利だと言われる間取り』は変化していっているのです。さらに、各ご家庭度ごとにライフスタイルや家族構成が異なりますので、同じ時代に生きている人でも、家に求めるものは違っているはずなのです。 ここでは、一般的な建売住宅などではあまり見かけることはないものの、実際に取り入れた方が「これをやって良かった!」と言っている家づくりの工夫をご紹介します。これからマイホームの購入を検討している方は、自分の理想の家を作るためのヒントになると思いますので、ぜひ参考にしてみましょう!

①階段下のデッドスペースを有効活用!

このアイデアに関しては、多くの方が「どうにか有効活用できないかな?」と悩むポイントです。階段を設置する場合、階段下は非常に使いにくいデッドスペースになってしまいます。一般的には、単なる収納スペースとして活用するという方が多いのですが、新型コロナウイルス問題の登場で、新たな使い方をする方が増えています。 例えば、階段下を子供が小さいうちは秘密基地にしておけば、そこで遊んでいる間に色々と家事が進むという声がありました。そして、コロナ禍の現在では、階段下のスペースを、簡易の防音室として、テレワークやリモート学習部屋として活用するといった工夫をする人が登場しています。もともとデッドスペースとなっていた場所が、仕事や学習、趣味に集中できる部屋になるので、予想以上に利便性が高いと高評価をされる方が多いです。ちなみに、将来的には小さな物置としても活用できます。

②パントリーに冷蔵庫を設置

これは奥様側の要望で最近多くなっています。近年の間取りは、リビングやダイニングからキッチンの中が丸見えになっているというケースが多く、来客の際に、どうしても生活感が丸出しになってしまう…という点を嫌う方が多いのです。 そのため、キッチンから出入りしやすいパントリーを設置し、そこに冷蔵庫を設置できるようにするという工夫が人気です。これにより、リビングやダイニングからは冷蔵庫が見えなくなります。実は、冷蔵庫が見えなくなるだけで、キッチンはすっきりとオシャレに見えるようになるものなのですよ!

③玄関からキッチンへの動線を良くする

パントリーを設ける時には、玄関からリビングなどを経由せずにキッチンに行ける動線を考えるのがオススメです。 もちろんん、玄関からリビングにも行けるようにしますが、キッチン(パントリー)にも直接行ける間取りにしておけば、買い物から帰った時は、重たい食料品などをそのままキッチンに運べるようになるので、日常生活がとても楽になったという声が多いです。間取りを決める時は、各部屋の用途をよく考えて、どの動線が最も利便性が高いのかを考えると良いですよ!

④「脱ぐ・洗う・干す・しまう」を 一直線の動線に

マイホームの購入後に、「もっとこうしていれば良かった…」と後悔してしまうポイントになりやすいのが、洗濯に関する動線です。例えば、狭小地に3階建ての家を建てることが増えている都市部では、洗濯物を干す場所として、屋上部分を利用するということが増えています。ここまでは良いのですが、何も考えずに一階部分に洗濯機置き場を設置してしまっている…なんてケースがあるのです。この場合、毎日、重たい洗濯物を持って階段の上り下りをしなければならなくなり、不便でしょうがない…と感じてしまう訳です。 これを、脱衣所、ウォークインクローゼット、勝手口を一直線上にした場合どうでしょうか。服を脱いで洗ったら勝手口から外に出て洗濯物を干します。そして乾いたらそのままクローゼットに持ち込み、しまうことができます。このように、洗濯に必要な行動を考えて最短の動線になるようにすれば、一気に日々の生活が楽になるのです。

⑤洗濯機置場にスライドドアを

洗濯機置き場は洗面所に設置するのが一般的になっていますよね。家族しか立ち入らないという場合は特に気にする必要はないのですが、コロナ禍の現在、来客があった際は、まず手洗いしてもらうことを考えると洗濯機の取り扱いに困ってしまう方が多いです。 新型コロナ問題があってからは、玄関に簡易の手洗いを設置するような家も増えているのですが、そうでない場合、洗濯機を隠すことができるスライドドアの設置を希望する方も多くなっています。スライドドアがあれば、洗濯機やランドリー用品が来客者の目に触れなくなりますし、洗面室がスッキリと綺麗に見えるようになります。

⑥リビング横に小さな書斎を

これもテレワーク対応として昨年ごろより希望する方が多くなっている工夫です。もともとも日本の住宅は、「家で仕事をする」ということを想定せずに建てている場合がほとんどなのですが、コロナ禍でテレワークが一気に浸透したことにより、テレワーク用のスペースをマイホームに求める方が増えています。 そこで、家族の様子を確認しながら仕事に集中できるよう、リビングの横に書斎を設けるという方が多いです。書斎に、リビングの様子が確認できるような小窓を設置しておけば、子供の様子を確認しながら仕事をすることも可能です。

⑦コンクリートのテラスを設ける

リビングなどからアクセスできるテラスは人気ですが、基本的に木製のウッドデッキが採用されますね。しかし、木製の場合、テラスでバーベキューなどをした時、汚れがなかなか落とせなかったり、水濡れですぐに傷んだりする…ということが問題になることがあります。 そのため、テラスをコンクリートで作るという工夫を行う方が多くなっています。これであれば、多少メンテナンスを怠ったとしても傷んだり腐ったりすることはありませんし、掃除は水を流すだけで完了するなど、お手入れが非常に楽になるのです。

⑧子供やペットが遊べるインナーガーデン

コロナ禍では、子供を公園で遊ばせることもなかなかできない…という悩みを耳にすることが多かったですね。可能な限り外出を控えるように…と言われていたということもありますが、何より子供の安全を考えた場合、なかなか気軽に外で遊ばせるということが難しかったというのが実情です。 そのため、スペース的に可能であれば、子供を遊ばせることができるインナーガーデンを設けるというアイデアを採用する方が多くなっています。これであれば、外部からの接触を遮りながらも、太陽の下で思い切り遊ばせることができると非常に高評価のようです。なお、コロナ問題がない場合でも、車通りの多い立地で子供を遊ばせられる点や小型犬の運動スペースなどとして、非常に有効なアイデアだと思いますよ。

今回は、マイホームに取り入れたい家づくりのアイデアについて解説してきました。もちろん、この記事内でご紹介した工夫が全員に対して「取り入れて良かった!」となるのかは分かりませんが、実際に導入している方が「良かった!」と答えている工夫の中でも代表的なものをご紹介しました。 中には、敷地面積などの関係で取り入れるのが難しいものもありますが、建売でもオプションで追加できるような工夫があるので、ぜひマイホームの購入計画を進める時にはこの記事の内容を思い出してみてください。