「家を買いたい…でも不安」!年収やローンの頭金など、家の購入を不安に感じてしまうケースとは?

むとうの家では、日々多くの方から頂く新築に関するご相談にお答えしています。家の購入は、人生の中で最も高額なお買い物の一つですし、「やっと自分の城が手に入るのか!」と言ったワクワクした前向きな気持ちを持っている方が多いのですが、それでもほとんどの方は「不安が半分…」と言った感じです。特に、新型コロナウイルス問題の真っただ中にある現在では、今後似たような問題が起きてしまって、「年収が下がってしまったらどうしよう…」「ローンの支払いができなくなったらどうすれば良いのか…」と言った事に不安を感じてしまう方が非常に多くなっているように思えます。

最初に言っておきますが、家の購入に踏み切る方に関しても、ほとんどすべての方が何らかの不安を抱えたまま、その問題に折り合いをつけて最終決断を下していると考えて間違いないと思います。現在、「家を買いたい…」と考えながらも、実際の購入活動になかなか踏み切れない…という方も多いかと思いますが、賃貸住宅に住んでいるのであれば、毎月の家賃を無駄にしているだけとも考えられます。

そこでこの記事では、家を購入した人でも、購入前に不安に感じてしまっていた代表的な問題をいくつかご紹介していきたいと思います。ここでは、同じような不安を感じている方のため、解決策についても簡単にご紹介しておきます。

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家購入前の代表的な不安について

それでは、家の購入前にワクワクした気持ちの裏で、多くの方が感じてしまう『不安』についてご紹介していきましょう。家の購入前には、「年収がまだ低いけど大丈夫かな…」「頭金が用意できてないけど…」などと言ったお金に関する不安を感じる方が非常に多いですね。
ここでは、家の購入前によくある不安とその解決策をご紹介していきます。

CASE1 年収が低いのが不安…

20代の方でもマイホームの購入に踏み切ることも珍しくなくなっていますが、こういった場合には「年収が低いけど家を買って大丈夫かな…」と言った不安を抱えてしまう方が多いです。答えから言ってしまいますが、年収が低くても、安定して継続した収入がある方であれば、問題なく家を買うことが可能です。

もちろん、頭金の問題などもありますし、ローンの限度額などを考えた場合、エリアや設備、環境など、何か妥協しなければならない…なんて部分があると思いますが、家の購入自体は可能だと考えてOKです。こういった方が家の購入を進める場合には、まず最初に住宅ローンの融資が受けられるかどうかを不動産会社などと相談したほうが良いでしょう。そして、融資可能金額などから資金計画をたてましょう。

家の購入を検討した場合に必ず耳にする『フラット35』に関しては、融資を受けるための最低年収の制限がありません。このローンであれば、年収がいくらであっても、返済負担が年収に見合っているとなれば融資を受けることが可能です。ただし、年収が100万円程度しかない…なんて場合には、融資限度額が数百万円程度となってしまうため、購入できる家の選択肢がかなり狭いと考えておきましょう。

CASE2 頭金は十分溜めた方が良い…?

頭金についての不安も非常に多いです。むとうの家に相談に来ていただくお客様の中にも、「頭金が無いとローンは組めませんよね?」「家の価格の2割程度の頭金を用意しないといけないのですよね」といった考えを持っている方は多いです。しかし、頭金が全くない状態でも、ローンを満額組むことは可能ですので、家の購入はできます。

前述のようなイメージは、一昔前までは、金融機関が家の購入代金の7~8割程度までしか融資しないというのが当たり前だったからだと思います。こういった事例があることから、現在でも、家の購入時は、頭金として2~3割程度のお金が必要だ…と考えてしまっているのだと思います。

なお、頭金に関しては、ないよりあったほうが良いのも事実ですよ。頭金ゼロでも家の購入自体は可能ですが。借入総額が大きくなってしまうため、毎月の返済負担が大きくなります。また、頭金の割合によって、金利に優遇を設けている金融機関などもありますので、用意できるのであれば、計画的に貯めておくのがオススメです。
頭金があれば、購入可能な物件の幅が広がりますし、返済計画なども立てやすくなりますので、何かとメリットが多いです。なお、「今、家を買いたい」と考えている方で、頭金がそこまでないという場合、数年頭金を貯めてから家の購入をしようと考える方も多いです。ただしこの場合は、賃貸に住むコストなどを考えると家の購入を先延ばしにするのが最善とも言えません。まずは、不動産会社などに相談してみて、現在の頭金で満足のできる家が購入可能かどうかを調べてみるのが良いと思いますよ。家の購入を先延ばしにすると、余計なコストばかりかかってしまい、結局頭金が増えない…なんてパターンも多いです。

CASE3 非正規社員でも家は買えるの?

さまざまなライフスタイルを持つ方が増えてきた現在では、「家は買いたいけど、正社員じゃないから無理かな…」と不安に感じてしまう方も多いです。これに関しても、アルバイト、契約社員、派遣社員に自営業など、非正規社員の方であっても、家の購入は可能です。

確かに、銀行や信用金庫などと言った民間の金融機関の場合、正社員と比較して非正規社員は審査が厳しくなってしまいます。そのため、「ローンが通らないから無理」と考えてしまうのでしょう。しかし、フラット35であれば、雇用形態に関係なく住宅ローンの申し込みが可能で、上述したように、安定して継続的な収入がある人であれば、融資してもらうことができます。

注意が必要なのは、正社員だと返済比率35%まで貸してくれるところが20~25%まで下がってしまうため、借りられる金額が少なくなってしまう…という問題はあります。つまり、購入できる家の幅はどうしても狭まりますので、その辺りは覚えておきましょう。
なお、正規社員、非正規社員に関わらず、勤続年数が短い場合は審査に通らない場合が多いです。公務員や一部上場企業に勤めているなど、個人の信用度が高ければ通る場合もありますが、基本的に住宅ローンは勤続1年以上が目安になると考えましょう。

CASE4 ローンが終わるころには資産価値がなくなっている…

最近では、将来的な「売却」ありきで家の購入を検討される方が多くなっています。この不安に関しては、「確かにその通り」としか言いようがないのですが、それでも将来的な資産価値を含めた提案なども可能です。

一般的には、家の資産価値は、「買った瞬間」から下落が始めると考えるべきものです。木造の戸建て住宅の場合、建物部分に関しては、築20年程度でほぼゼロにまで資産価値が下がると言われています。マンションの場合は、築20年程度で新築価格の半額程度まで下落すると言われています。家は、そこにあるだけで劣化が進んでしまうものですし、この部分に関しては、致し方ないと考えるべきものです。

もちろん、ある程度資産価値を保ったまま売却したい方には、購入する家を工夫することが対策となります。例えば、今後も家の需要が高いと予想される都心部の人気エリアや、利便性が高い駅近の物件を選ぶなどすれば、将来的にもある程度は資産価値を保っていられると思います。
ただし、そういった物件というのは、購入時の価格が他よりも高く設定されていますので、ローンの支払い負担などは大きくなってしまいます。家は、人生の大半を大切な家族と過ごす場所になりますので、資産価値ばかりに注目するのではなく、住みやすさなども考えるべきだと思いますよ。

CASE5 今が家を購入するタイミングか分からない

冒頭でご紹介したように、家の購入は一生で最も高額なお買い物になりますので、購入時「今が本当に家を購入すべきタイミングなのか?」と不安に感じてしまう方がいるのです。

例えば、あなた自身はそこまで家の購入の必要性は感じていないのに、友人や家族などに「今買っておくべきだ!」と言われたから…などという場合、買わない方が良いかもしれませんね。家の購入は、結局多額の借金を抱えて、それを返していくのはあなた自身ですから、人に言われたからと無理に購入するものではありません。
最近では、増税のタイミングがありましたし、消費税が上がる前に買った方が良いという話をよく耳にしたと思います。こういったタイミングに関しても、もともと「家が欲しいな」と思っていた人であれば、購入すべきタイミングと言えるのですが、そうでないという人であれば、こういったタイミングに無理に合わせるような必要はないのです。

家の購入は、買うまでにたくさん物件の見学もしなければいけませんし、各種書類集めも大変です。そのため、自分が欲しいと思っていなければ、時間や体力的にきつくなってしまい、最終的にテキトーな家を購入して後悔する…なんて結果になるのです。
家の購入は、あくまでも自分自身が「家を買いたい!」と思うかどうかがタイミングだと考えましょう。逆に言えば、家を買いたいと思うのであれば、何らかの問題があるとしても、解決策を考え購入に踏み切るのがオススメですよ。不動産会社などに相談すれば、大概の問題については解決策を導き出してくれるはずです。

まとめ

今回は、家の購入を検討している方が、実際に購入する際に感じてしまう代表的な不安に関してご紹介してきました。この記事でご紹介したように、人生の中で最も高額なお買い物となる家の購入は、ワクワクする一方で、将来的な不安やお金に関する不安を感じてしまう方が多いです。

ただし、高額な買い物で、長期間の住宅ローンを組むことになるわけですので、こういった不安を感じてしまうことは当たり前のことだと考えておくべきだと思います。最近では、ローコスト住宅なるものも登場していますが、それでも1000万円以上のお金がかかるわけですので、一般の人からすれば「本当に買っても良いのか…」という気持ちが当然出てくると思います。
こういった家の購入前の不安に関しては、不動産会社に相談することで、きちんと解決策を提案してくれるはずです。自分の頭の中だけで不安を抱えてしまうと、心細くなってしまいますので、まずはあなたが抱えている不安を正直に不動産会社に伝えてみると良いでしょう。

大阪など、関西周辺の家を探しているという方がいれば、ぜひ、むとうの家にご相談ください。むとうの家では、経験豊富なスタッフが揃っていますし、女性建築士もいますので、主婦目線の家の提案など、どのような不安にもお答えできると思います。