【住宅ローン】住宅ローンでよくある皆様の疑問にお答えします【基礎知識】

今回は、住宅ローンの基礎知識として、住宅ローンを利用する方の多くが持つ疑問についてご紹介していきたいと思います。

住宅の購入は、一生のうちで最も高額なお買い物ですので、ほとんどの方が住宅ローンを利用することになります。したがって、『住宅ローン』の存在自体は誰もが知っていることだと思います。しかし、いざ自分が利用する場合には、住宅ローンの詳細部分がイマイチ分からず、いろいろな疑問から不安になってしまう…という方が多いのです。

そこでこの記事では、住宅ローンの利用時に、よくある疑問とその答えを簡単にご紹介していきます。

ローン利用前にある疑問

それではまず、家の購入を検討している段階に生じる住宅ローンに関する疑問からご紹介していきたいと思います。この段階からさまざまな疑問点が生じてしまうようですね。

Q.1 家の購入は、頭金を貯めてからの方が良いですか?

家の購入前によくある相談がこれです。答えから言ってしまいますが、頭金は「あるに越したことはないが、必ずしも必要というわけではない」です。
最近では、物件金額にプラスして、登記費用や火災保険などの諸費用まで借りることができる金融機関が増えていますので、頭金0で家の購入を進める方も増えています。
例えば、賃貸住宅に住んでいる方であれば、頭金を貯めている間も『家賃』や『駐車場代』などのお金がかかってきますので、先送りにすると「頭金を貯める」という時間がデメリットになることもあるのです。したがって、具体的なシミュレーションを専門業者に行ってもらい、『いつ』が最適なのかよく検討しましょう。

Q.2 転職したばかりでも住宅ローンが組めるのですか?

住宅ローンは、『勤続1年以上』を借入可能条件としている金融機関が多いです。しかし、金融機関の中には『勤続1ヶ月以上』で借入可能としている場合もありますので、諦めずに相談してみることをオススメします。

Q.3 自動車ローンが残っているのですが…?

自動車のローンなどが残っている方から良く受ける質問です。要は、他のローンがあるから住宅ローンが組めないのでは…と考えてしまっている状況です。
もちろん、借入先やローン残金など、諸条件にもよるのですが、住宅ローンは自動車ローンなどの借り入れが残っていても組むことは可能です。心配であれば、むとうの家にご相談いただければ、現在残っている借入を考慮した借入可能金額を算出します。

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Q.4 住宅ローンは年齢制限などがありますか?

ほとんどの金融機関で年齢制限があると考えてください。一般的に、申込時の年齢が「20歳以上から60~65歳まで」としている金融機関が多いです。
なお、50歳以上の年齢が高い方の場合、定年後の返済計画などが必要になる場合もあります。

Q.5 自営業者は住宅ローンが難しい…と聞くのですが、本当ですか?

「自営業者だ」という理由だけでローンを組むのが難しいということは基本的にありません。ただし、サラリーマンなどと異なり、確定申告書の提出が求められ、その内容も審査対象となります。
自営業者の方で、何らかの不安があれば、お気軽にご相談ください。

Q.6 共働きの場合、それぞれでローンを組んだ方が良いのですか?

共働きの方が、それぞれでローンを組む場合、それぞれが住宅ローン控除を受けられるなどのメリットはあります。
ただし、将来的に出産や育児などで仕事を休む、退職することになれば、その分収入が減ってしまい、メリットである住宅ローン控除が受けられなくなる可能性もあります。さらに、退職後、ご主人様に万一のことがあれば、奥様分のローンが残り、支払いの不安が残ってしまうことになります。
他には、二人で全額の責任を負う『連帯責任』という方法もあり、この場合でも「二人とも住宅ローン控除を受けられる」というメリットがあります。ただし、ほとんどの金融機関は、どちらか一方しか団体信用生命保険に加入できないようになっていますので、加入していない方に万一があれば、支払いに不安が残ってしまいます。
住宅ローンは、どのような方法でも、基本的に一長一短という感じですので、詳しくはご相談ください。

Q.7 住宅ローンを組む場合、どんな書類を用意すればいいのですか?

申し込みする金融機関によって異なる部分があるのですが、基本的に以下の書類を用意しなければいけません。

  • 住民票
  • 印鑑証明書
  • 課税証明書
  • 源泉徴収票
  • 免許証(写)
  • 保険証(写)

なお、自営業の方は、課税証明書・源泉徴収票の代わりに納税証明書と確定申告書(写)が必要です。審査によっては、これ以外の書類が必要になる場合もあります。

住宅ローンに関する疑問

次は、住宅ローンの詳細などに関する疑問についてです。こちらも、代表的なよくある質問と答えをいくつかご紹介していきます。

Q.1 「住宅ローン控除」とは?

住宅ローン控除は、家をローンで購入したり、リフォームなどで改修したりすることで、年末のローン残高に応じて税金が戻ってくる制度のことです。この制度の適用には、一定の条件などがありますので、時間がある時にでも、以下のリンクをご確認ください。

> 住宅ローン控除の詳細

Q.2 『変動』と『固定』…金利はどっちが良いの?

この質問は非常に多いです。
変動金利の場合、金利が低く支払額がおさえられますが、将来的に金利が上がってしまい、支払額が増加してしまう可能性があります。一方、固定金利の場合、変動金利よりも金利が高く支払額が高くなるのですが、固定期間が終わるまでは、金利が変わらず支払額も同じになります。つまり、固定の場合、支払いを計画通りに進められるという安心感があります。
どちらも一長一短になりますので、詳しくはご相談ください。ライフプランをお聞きした上で最適なご提案を行います。

Q.3 「フラット35」とは?

フラット35は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携した、『全期間固定金利型』となる住宅ローンのことです。なお、受付金融機関によって、金利や手数料が若干異なりますので注意しましょう。
詳細は、お気軽のお問い合わせください。

> 『フラット35』公式サイト

Q.4 「団信」とは?

『団信』は、団体信用生命保険の略称です。これは、住宅ローンを借りた方が、死亡したり返済が難しい重度の後遺障害に陥った場合、ローンを一括返済してくれる保険となります。
もちろん、誰でも加入できるわけではなく、保険会社による審査が必要です。持病をお持ちの方などは、病名や薬名、入院・手術歴などを教えていただければ、加入可能かどうかを一般事例をもとにお答えすることも可能です。お気軽にご相談ください。

Q.5 繰り上げ返済は早い方が良い?

一般的に、繰り上げ返済は「早ければ早い方が利息軽減効果がある」ため、良いと言われています。しかし、借入から10年以内は住宅ローン控除がありますので、その期間などは無理に繰り上げ返済をする必要はないと思います。また、お子様がまだ小さいご家庭などであれば、教育費などにお金がかかりますので、そちらを優先する方が多いです。
繰り上げ返済の時期は、よく検討する必要があるでしょう。

※新型コロナウイルス対策として、延長する特例措置が決定すると言われています。詳細は、別の機会にご紹介します。

まとめ

今回は、住宅ローンに関する基礎知識として、実際にお客様の多くが疑問に思ってしまう事柄やその答えについてご紹介してきました。この記事内ではご紹介しきれなかった疑問もまだたくさんあると思いますので、そういった方は是非お気軽にむとうの家までお問い合わせください。

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