コロナ禍で変化する日本の住環境!激変する生活の中、プチリフォーム需要が急増中!

今回は、新型コロナウイルスの影響で、日本の社会生活が急変する中、昨年終わりごろより急増している住宅リフォーム事情についてご紹介していきたいと思います。

コロナ禍の現在では、ステイホームを求められていることから、自宅で過ごす時間が急激に長くなっています。テレビ番組などでも「お家時間の楽しみ方」を特集するような企画が増えており、新型コロナウイルス登場以前の生活と比較すると、住宅に求められるものが大きく変化していっています。
実際に、新築業界などでも、お客様が求める住宅設備が急激に変化していっています。特に、テレワークやリモート学習への対応や、お子様の手洗いうがいの習慣化を助けられる間取りの人気が高くなってきています。このような状況の中、既存住宅でもコロナ禍での社会生活に対応するため、低コストで可能なプチリフォームの需要が急増しているのです。

そこでこの記事では、新型コロナウイルス問題以降、急激に変化する日本の住環境について、現在お客様からの依頼が増えているプチリフォームにどのような物があるのかをご紹介していきたいと思います。

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コロナ禍で求められる新しい住宅の機能!

それでは、新型コロナウイルス問題の影響で、急激に高くなっているリフォーム事情についてご紹介していきたいと思います。コロナ禍の現在では、「三密の防止」「人との接触を減らす」などと言った事が求められており、対面での仕事が重視されてきた日本国内でも、テレワークや在宅勤務と言った新しい働き方が導入されるようになっています。こういった状況は何も仕事をする大人だけの問題ではなく、塾などでもリモート学習が導入されたり、大学生などはほとんどの講義がオンラインで行われ、入学後、数回程度しか大学に足を運んだことが無い…なんて状況になっている方もいると言われています。

それでは、こういった状況の中、日本国内の住宅はどのようなことが求められるようになっているのでしょうか?ここでは、コロナ禍の現在、お客様から特に依頼されることが多い、リフォーム事例をいくつかご紹介していきます。

換気機能の向上や居室の抗ウイルス化

コロナ禍の現在では、不動産市場の中でも、リフォーム関連業者が特に活況だと言われています。これは、在宅時間が増えてきたことで、今まで放置していた「家の不具合」や「故障個所」が気になり始め、リフォームを依頼するという流れもあるのですが、何より新型コロナウイルスのような感染症問題が再び生じたとしても、「家の中で安全に生活できるように!」ということを考え始める方が増えたことが大きいと言われています。そのため、現在では、新型コロナウイルス対策に着目して、住宅の換気機能向上や居室の抗ウイルス化対策を目指したリフォームの依頼が急増しています。

例えば、2003年以降に分譲された住宅であれば『24時間空調換気』が義務付けられているのですが、それ以前の建物はそうではありません。感染症対策では、小まめな換気がとても重要と言われていますし、こういった設備のない家では、換気機能の向上のため、リフォームを進めるという方が多いのです。特に、現在では熱交換機能付き換気扇などが登場しており、空調機器の効率を落とさず換気ができるようになっていますので、こういった製品へのリフォーム需要が非常に高くなっています。
他にも、抗ウイルス対応壁紙などが登場していることから、リビングなどの人が集まる場所に関して、クロスの張替えを検討する方も非常に多いです。

玄関に手洗いを設置

感染症予防では、手洗いやうがいが非常に重要と言われていますね。現在では、どのようなお店に入ったとしても、入り口に消毒液が設置されており、まず最初に手指の消毒をしっかりとする事が求められています。

お子様がいるご家庭などでは、帰宅時にきちんと手洗いとうがいを行うように言っていたとしても、目につく場所に洗面台が無いことから、なかなか言うことを聞いてもらえない…という悩みを抱えてしまう方が多いようです。新築業界では、玄関から直接アクセスできる場所に洗面台を設置したり、玄関に小さな手洗いを設けるなどの依頼が増えているのですが、既存住宅の場合は、家の奥まった場所に洗面所がある…なんて間取りが多いです。

そのため、新型コロナ問題以後は、玄関に小さな手洗いを設置したり、洗面所を設けてほしいというリフォーム依頼が急増しています。最近では、住宅設備メーカーなどでも、簡単に取り付けができる洗面台の販売を始めており、プチリフォームの範囲で感染症予防ができるようになっています。

参考:LIXIL「どこでも手洗」

お家のオフィス化計画『リビング編』

コロナ禍での変化で言えば、テレワークやリモート学習が広く普及したということが非常に大きいです。この記事を読んでいただいている方の中にも、テレワークが導入されて自宅で仕事をしているという方は多いと思います。しかし、日本の住環境は「家で仕事をする」ということが想定されていない場合がほとんどですので、テレワークが導入され家族との時間は増えたものの、仕事の効率が落ちてしまっている…といった悩みの声が多くなっています。

特に、ここ最近はリビングを広く取るなど、開放感や家族が集まりコミュニケーションがとれるように…などという事が重視されていました。もちろん、こういった間取りは、従来の日本の生活には非常に適していたと言えるのですが、テレワークやリモート学習を行う場合には無視できないデメリットがあると言われているのです。
例えば、リビングで仕事している際、家族が周辺を通過することが気になったり、生活音で集中力を乱される、web会議に家族が映ってしまう…など、さまざまな問題が指摘されるようになっています。こういった事情から、『お家のオフィス化計画』として、リビングにテレワーク専用の場所を作るプチリフォームの依頼が急増しています。特に、マンションなどであれば、部屋が余っていないことから、テレワーク専用部屋を作る事が難しいという場合が多いですので、リビングの一部にパソコン台を設置するなどのリフォームで、集中して仕事ができる環境にする方が多いです。
生活音などは、ヘッドホンを装着する、サウンドマスキングなどで対策すれば、そこまで気になることもなく、効率的に仕事ができる場所となるようです。

お家のオフィス化計画『クローゼット編』

引用:LIXIL公式サイト

築年数の経過した家であれば、リビングなどにパソコン用の机を設置する場所がない…なんて場合も多いです。実はこういった住宅では、クローゼットをプチリフォームすることで、テレワークやリモート学習に使える場所にする方が多いです。

上の画像は、LIXILのヴィータスパネルを使用して、押入れをテレワーク用のワークスペースにするリフォーム事例です。こういったやり方であれば「書斎が無い…」「リビングが使えない…」という方でも、問題なくワークスペースを作る事が可能です。ちなみに、パンガーパイプなども活用すれば、機能的な収納スペースとしても活用できますので、「場所がないから…」と悩んでいる方にはオススメのプチリフォームになります。
最近では、こういった便利な建材が多く登場していますので、用途に合わせて素敵なスペースを簡単に作る事ができます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

参考:LIXIL『ヴィータスパネル』

お家の防音リフォームも増えている

自宅で仕事をする人が増えた、在宅時間が増えたということから、今までは気にもならなかっった周辺環境からの騒音に悩んでしまう方が増えています。そのため、コロナ禍の現在では、防音を目的としたプチリフォームの需要が急激に高くなっていると言われています。

例えば、交通量の多い道路沿いの家などは、大型車が通過する時の音が気になってしまう…なんて場合が多いため、窓を二重窓にするリフォームを施す方が非常に多いです。外から侵入してくる騒音は、窓が弱点になっている場合が非常に多いため、窓を二重窓にするだけで、耳に聞こえる音量が半分程度にまで軽減されると言われています。他にも、マンションなどの集合住宅の場合、両隣や上階から聞こえてくる生活音対策として、壁や天井などの防音リフォームを行ったり、逆に自分が騒音の原因とならないよう、床の防音対策を進める方も増えているようです。

なお、住宅の防音対策については、ホームセンターなどで防音対策グッズが購入できる時代になっています。そのため、多少の生活音程度であれば、自分で簡易的な対策をとることも可能だと思います。「どのような音に悩んでいるのか?」によって必要な対策が異なりますので、まずは簡易的な防音対策を自分で行ってみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

今回は、コロナ禍で急激に変化している日本の住宅事情の中でも、感染症予防を考えた住宅リフォーム状況についてご紹介してきました。新型コロナウイルス問題が表面化して、既に1年以上が経過していますが、2021年に入っても、二度目の緊急事態宣言が発令されるなど、なかなか元のような社会生活に戻ることができないのが実情です。さらに、今後新型コロナウイルス問題のように、新たな感染症問題がいつ起こるのかも分かりませんし、コロナ問題が終息したとしても、以前と全く同じような生活を取り戻すことは難しいのではないかとも思えます。

こういった事情もあり、日本国内の住宅に求められる機能はかなり変わってきています。今までは、「家族とのコミュニケーションの取りやすさ」などが重視される傾向にありましたが、今後は家族の健康と安全を考えた住環境が重要視されることになるでしょう。新築業界では、既にその様相が見えてきており、今までとはまったくことなる間取りを求める人が非常に多くなっています。

現在、新型コロナウイルスなど、感染症の事も考えて『家のリフォーム』をご検討中の方がいれば、ぜひむとうの家にご相談ください。むとうの家では、経験豊富なスタッフが揃っていますので、長年の経験をもとに、「今、あなたの住宅に必要な機能」をご提案させていただきます!

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