新築時に考えておきたい防犯対策について!戸建て住宅は空き巣に狙われやすい?

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今回は、新築時に真剣に考えておきたい、戸建て住宅の防犯対策についてご紹介していきたいと思います。

憧れの新築戸建ての購入時には、できるだけ好みのデザインになるようにと、建物の外壁や屋根材など外観にこだわる方が非常に多いです。また、快適な暮らしを実現するため、人気の最新住宅設備にお金をかけたり、子供が成長しても便利に使えるよう間取りにとてもこだわるという方も非常に多く見受けられます。

もちろん、人生の中でも最も高額なお買い物になるわけですので、誰もが拘りたいポイントがたくさん存在することでしょう。しかし、家の購入はデザインや設備、間取りなど、検討すべきポイントが非常に多くなってしまうため、家自体の防犯対策がおざなりになってしまっている…というパターンが少なくありません。実際に、テレビなどで空き巣被害のニュースを見た際にも、怖いと思いながら心の中では「自分には関係のない事だ」と考えてしまっている方は非常に多いのではないでしょうか?

しかし、これから憧れの戸建て住宅の購入を検討しているのであれば、その他のこだわりポイントと同じぐらい、家の防犯対策のことも検討すべきですよ。なぜかと言うと、空き巣被害というのは、決して珍しい犯罪ではなく、全国でそれなりの頻度で起こっているものなのです。さらにその中でも、戸建て住宅が最も空き巣犯に狙われやすいというデータがあるのです。
そこでこの記事では、新築時に検討しておきたい、戸建て住宅の防犯対策について解説します。

侵入窃盗(空き巣)の多くは戸建て住宅で起きている

それではまず、日本全国で発生している侵入窃盗(空き巣)について、どういった建物が狙われているのかについてのデータをご紹介していきましょう。さまざまな防犯設備が登場している現在では、平成15年以降、侵入窃盗の認知件数は減少傾向にあります。しかし、それでも令和元年の侵入窃盗事件は57,808件存在しており、このうち住宅対象の侵入窃盗だけでも、28,936件(前年比-8.2%)もあるのです。この数字は、一日当たり、全国のどこかで約79件(住宅対象)の侵入窃盗被害が発生しているということで、決して油断できるような状況ではないのです。

さらに皆さんがおさえておきたいデータでは、侵入窃盗の発生場所別認知件数では、なんと一戸建て住宅が最も割合が多く、全体の43.9%は戸建て住宅が被害を受けているのです。
引用:住まいる防犯110番より

上図のように、年々減少傾向にあると言われる空き巣被害ですが、まだまだ決して少なくなったとはいえない状況が続いているうえに、戸建て住宅が圧倒的に狙われやすいというデータがあるのです。

それではこういった空き巣犯は、どこから家の中に侵入してくるものなのでしょうか?これについても、住まいる防犯110番にある令和元年のデータをご紹介しておきます。

引用:住まいる防犯110番より

上図のように、戸建て住宅で起こる空き巣被害については、圧倒的に『窓』からの侵入が多いのです。さらに注意しておきたいデータでは、侵入手口で最も多いのが「無締まり」だということです。テレビドラマなどの影響で、空き巣犯は玄関のカギをピッキングなどで開けて侵入すると考えている方が多いのですが、実際には、住人が窓のカギを閉め忘れたことが原因…という場合が多いのです。

参考:住まいる防犯110番より
参考:住まいる防犯110番より

戸建住宅は、空き巣犯の心理を考えて防犯対策を!

ここまでのデータを見れば、憧れの戸建て住宅購入時には、決して防犯対策を無視してはいけないということがわかると思います。それでは、自分が空き巣被害に遭わないためには、どういった事を考えておけば良いのでしょうか?当然、購入する住宅に、何らかの防犯対策を行っていくことが重要なのですが、やみくもの防犯対策をするのではなく、きちんと空き巣犯の心理を考えて、必要な防犯対策をしていくことがコスト抑えるコツでもあるのです。

そもそも空き巣犯というのは、綿密な下見の元、犯行を行うと言われており、侵入に適した環境なのかどうかをしっかりと確認するものです。一般的には、以下のような点を空き巣犯がチェックすると言われています。

  • 人通りが少なく、人目につかない場所か?
  • 侵入しやすく、さらに逃げやすい場所か?
  • 住人が留守にすることが多いか?

要は、自分が犯行を行う際に、誰かに見られる可能性をできるだけ少なくするため、狙った家の周辺の人通りや立ち話をする人の量などを下調べするのです。また、空き巣犯は連帯感のある場所を嫌うと言われており、これはご近所づきあいなどが良好な地域は、近隣住民の顔を覚えているため、よそ者がいると不審に思い声をかけられたりすることが増えるからだそうです。そのため、空き巣犯は、犯行を行う前に周辺の下見を行い、ゴミ出しのルールが守られているか、ご近所同士の関係はどうかなどまでチェックすると言われています。
次の「侵入しやすく、さらに逃げやすい場所か」については、駅に近いかどうかがポイントになると言われています。これは、駅に近い地域ほど、万一誰かに見つかったとしても、すぐに人ごみに紛れることができるためだと言われています。これと同じ理由で、繁華街の近くにある住宅街なども狙われやすくなるそうです。最後の「留守が多いか」に関しては、実際にインターホンを押して確認してみたり、ポストのチラシなどで確認すると言われています。

新築時に考えておきたい防犯対策とは?

それでは、新築住宅の購入時に検討しておくべき防犯対策についてもご紹介していきましょう。上述した空き巣犯の心理から、どういった防犯対策が必要なのかはある程度想像ができると思います。

まず重要になるのが、そもそも空き巣犯が犯行を嫌う状況を作るということです。例えば、日ごろからご近所づきあいを小まめに行う、周辺住民と協力してゴミ出しのルールは守る、可能であれば時々井戸端会議をするなど、地域全体で空き巣対策を行うこともとても有効だと考えられます。しかし、周辺の環境まで自分で変えていくことは難しいですので、住んでみたら空き巣犯に好都合なエリアになっている…なんて場合も考えられるのです。

そういった場合には、最低でもご自宅の状況を空き巣犯が狙わない環境にするよう心がけましょう。以下のようなポイントは、空き巣犯が下見時にチェックするポイントですので、注意しておきましょう。

  • 塀が高い、背の高い庭木があるなど、周囲からの目を遮るものがあるかどうか
  • 庭木、屋根付きガレージ、物置など、侵入の際の足場になるようなものがあるか
  • 窓ガラスや窓の鍵が破りやすいかどうか
  • 犬がいないか

空き巣犯の他人の目から隠れながら犯行を行いますので、空き巣犯が隠れやすい環境になっていないかは要チェックです。敷地内に入ってしまえば、通りから全く見えなくなる…なんて場合には、安心して窓などを破り侵入されてしまいます。
また、犯行を防ぐには、侵入するのに「時間がかかる…」と思わせることも非常に重要だと言われています。以下で具体的な防犯対策もご紹介しておきますので、新築戸建ての購入時には導入を検討しましょう。

空き巣対策は「侵入を諦めさせる!」のが重要

空き巣被害を防ぐためには、空き巣犯に「侵入を諦めさせる」のが重要と言われています。どういうことかというと、上述したように、空き巣犯は人目に付くことを嫌いますので、防犯性が高い建物部品がたくさん導入されていて「侵入に時間がかかりそう…」と感じるような家を狙うことはあまりないのです。
実際に、「住まいる防犯110番」による調査では、侵入に5分以上時間がかかると侵入犯の7割が諦め、10分以上の時間がかかる場合には、ほとんどの侵入犯が諦めるというデータがあるのです。つまり、自宅が空き巣被害に遭わないためには、以下のような防犯対策を行っておくのが有効になるのです。

  • 防犯ガラスを導入する
    空き巣犯の主な侵入口は『窓』ですので、ガラスを割るのに時間がかかる防犯ガラスは非常に有効な防犯対策になります。したがって、最低でも1階部分の人が侵入できそうな窓は、防犯ガラスを使用するなどの対策を行いましょう。
  • 補助錠を取り付ける
    鍵の数が多ければ、侵入犯も鍵をやぶるのに時間がかかります。玄関はもちろん、サッシなどにも補助錠をつけておけば、かなりの防犯対策になるでしょう。
  • 防犯シャッターを導入する
    近年では、空き巣対策として防犯シャッターを導入する方が多くなっています。外出時はシャッターを閉めておくなどとすれば、空き巣犯の標的にされにくくなるでしょう。ただし、防犯シャッターにもグレードがありますので注意しましょう。シャッターが下りているというのは、留守にしているサインになってしまいますので、できるだけ空き巣犯が破壊しにくいものにするのがオススメです。
  • 防犯カメラを設置する
    防犯カメラは、犯行の証拠を撮影するためのものと考えられがちですが、犯罪の抑止効果も高いのです。空き巣犯は、自分の姿が残るのを嫌がりますので、防犯カメラがある家はあまり狙わない傾向にあります。

上記のような対策を行い、空き巣犯に「狙われないようにする」というのが効果的な防犯対策になります。また、狙われたとしても、侵入に時間がかかるようにしておけば、途中で諦めることも考えられるのです。

参考:住まいる防犯110番より

まとめ

今回は、新築一戸建ての購入を検討した際に、皆さんが注意しておきたい家の防犯対策についてご紹介してきました。憧れの新築戸建てを購入する時には、建物の外観や間取り、住宅設備にばかり目が良き、実際に住んだ時の犯罪リスクなどを見落としてしまう…という方が多いです。もちろん、せっかく家を購入するのですから、できるだけ自分好みの外観にしたい、快適な生活を実現するための設備を整えたいと考えるのは当たり前のことだと思います。

しかし、減少傾向にあるとはいえ、日本国内でも一日に約79件もの空き巣被害が発生しているというデータがあるということを忘れてはいけません。特に、空き巣被害は、戸建て住宅が狙われてしまうことが多いため、家の防犯対策は決して無視できるような事ではないのです。
現在、新築住宅の購入を進めている方で、「防犯対策の事を忘れていた…」という方がいたら、ぜひこの記事でご紹介した防犯対策のことも考慮してみてください。