新築の打ち合わせで困らないように!覚えておきたい不動産用語をご紹介【あ行】

今回は、皆さんがおさえておきたい不動産関連の専門用語をご紹介していきます。憧れの新築一戸建てを手に入れようと思った際には、必ず不動産屋さんや建築士さんとの打ち合わせを行うことになるのですが、不動産関連の打ち合わせには専門用語が良く登場し、お客様の中には丁寧に説明してくれるのは分かるけど「内容がイマイチ理解できない…」なんて状況に陥ってしまう方も少なくありません。

もちろんこのような状況になれば、その都度質問していただければ構わないのですが「いちいち話の腰を折るのも…」などと考えてしまい、理解できないままに打ち合わせを進めてしまう人も珍しくありません。そのような対応をしてしまうと、後々困ってしまうのはご自身ですので、できる限り分からないことは「分からない!」と伝えるのが重要です。

この記事では、不動産屋さんや建築士さんと打ち合わせする際、事前に知っておけば何かと役に立つ不動産用語をご紹介します!

『あ』から始まる不動産用語

不動産用語は非常に多種多様なものがありますので、この記事では『あ行』の用語についてまとめていきます。まずは『あ』から始まる不動産用語です。

RC造(あーるしーぞう)

鉄筋コンクリート造のことです。RC造は、引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮力に強いコンクリートを組み合わせた構造で、戸建て住宅だけでなくマンションなどにも広く利用されています。この構造は、重量が重くなるのですが、遮音性や耐火性に優れており、熱容量も大きいので、暖まりにくく冷めにくい空間を作ってくれるというメリットがあります。
RC造にも、「柱と梁」で支えるラーメン構造と、壁で支える壁構造があります。壁構造に関しては、窓やドアなどの開口部に制限を受けやすいのですが、ラーメン構造の場合、開口部は比較的自由に設けることが可能です。ただし、柱や梁はラーメン構造の方が太くなってしまい、広い空間を覆うのは一般的に不利とされています。さまざまなメリットがあるRC造ですが、建物の重量が重くなってしまうことから、地盤の強度が弱い場合には杭を打たなければならず、施工時の工程も多くなることから単価が高くなってしまうというデメリットが存在します。ただし最近では、安価に施工できるRC造の工法も開発されています。

青田売り(あおたうり)

青田売りは、建物が完成する前に宅地や建物の売買を行うことを指しています。買主からすると、「確実に建物が完成するのか?」「完成物の仕様や品質が予定通り仕上がるのか?」など、引き渡しまでの間に不安が残りやすい取引となります。したがって、広告の開始時期の制限や工事完了時における形状・構造などの書面による説明、手付金等の保全義務などの規制が課されています。

頭金(あたまきん)

手付金と同意語です。契約を実行する際、保証のために前もって渡すお金のことです。

アルコープ

マンションにおいて、玄関ドアを廊下より数m離れた位置に引き込ませている造りのこと。また、それによりできた空間のことです。

アレルゲン

アレルギー反応を引き起こす原因物質のことです。一口にアレルゲンと言っても、接触により発症する『経皮性』、吸引することにより発症する『吸入性』、飲食により発症する『食物性』などさまざまなものが存在します。個人によってアレルゲンは異なります。

アプローチ

門などの敷地の入り口から建物までの小道(取付き道路)をアプローチと言います。

IHクッキングヒーター(あいへいちくっきんぐひーたー)

IHは「Induction Heater」の頭文字を取ったもので、日本語になおすと「電磁誘導加熱器」となります。調理器具の一種で、電磁誘導により鍋底に電気抵抗を発生させ、加熱する器具となります。もともとガス火を利用したガスコンロが主流でしたが、オール電化住宅などではコンロとして電気で動作するIHクッキングヒーターが採用されます。

『い』から始まる不動産用語

次は『い』から始まる不動産用語をご紹介しましょう。

イールドギャップ

不動産の利回りから借入金利を差し引いた数値です。

位置指定道路(いちしていどうろ)

建物の接道義務を果たすため、特定行政庁から認可を受けた私道を指しています。位置指定道路は、幅員が4m以上で一定の技術的基準に適合していなければいけません。

1番抵当権(いちばんていとうけん)

登記簿の乙区欄に設定される抵当権のうち、1番始めに設定されている抵当権のことです。以降、2番⇒3番と続くのですが、それらの抵当権より優先して弁済を受けるものです。

一般媒介(いっぱんばいかい)

不動産の売買・賃貸を不動産業者に依頼する際に結ぶ契約の一つです。

移転登記(いてんとうき)

ある権利を有した者から、その権利を他の者へ移転したことによってなされる登記のことです。

囲繞地(いにょうち)

袋地を取り囲む他人の土地のことです。

委任状(いにんじょう)

法律行為を他の人に委託する契約のことを『委任』と言い、委任したことを記載した文書を『委任状』と言います。

犬走り(いぬばしり)

建物の周りで40~60cm程度の幅で砂利敷きやコンクリートを施工した部分のことです。犬走は、雨水によって建物の基礎部分が濡れてしまったり、水が跳ねることで建物を汚してしまうのを防ぐ役割があります。

違反建築物(いはんけんちくぶつ)

建築基準法またはこれに基づく命令、条例の規定に違反した状態で建築された建築物や、適法状態で建築されたものの、その後の法改正、分筆、違法な増・改築、用途変更の結果、違法となってしまった建築物のことです。

違約金(いやくきん)

不動産売買契約の場合は、売主および買主による債務不履行があった際、そのペナルティーとして支払う金銭のことです。一般的に、売買価格の20%に設定されます。

インテリア

建物の内装や利用者の目的に合わせた内部構造、家具、絵画などの室内調度品、照明器具などの設備を総合してインテリアと言います。

一般建築物(いっぱんけんちくぶつ)

建築基準法において、特殊建築物と大規模建築物、どちらにも該当しない建築物のこと。

『う』から始まる不動産用語

次は『う』から始まる不動産用語をご紹介しましょう。

ウォークインクローゼット

近年人気の収納設備です。文字通り、歩いて中に入ることができる収納庫を指しており、衣類などを多く収納することが可能です。

ウォークスルークローゼット

通り抜けできるクローゼットで、部屋間の通路の壁面を利用して設置されることが多いです。ウォークインクローゼットとの違いは、扉が無い場合が多いことです。

請負契約(うけおいけいやく)

請負人がある一定の仕事を完成させ、注文者がこれに報酬を支払う契約のことです(民法632条)。一般的には、建物の建築や土木工事など、有形的な仕事に対して締結されるものです。注文者は、完成した目的物をの引き渡しを受けて、報酬を支払えば良い(同法633条)とされています。なお、これに瑕疵があった場合には、修補や損害賠償の請求ができる(同法634条)。

上物(うわもの)

土地の上に建物が存在しているとき、この建物のことを『上物』と言います。

『え』から始まる不動産用語

次は『え』から始まる不動産用語をご紹介しましょう。

ALC(えーえるしー)

『AutoclavedLight-weightConcrete』の略語で、高温加圧養生器を使って多孔性の軽量発泡コンクリートを成型したコンクリート成型材のことです。商品名の『へーベル』は耳にしたことがあるでしょう。

HRC(えいちあーるしー)

「鉄筋+高強度コンクリート」の略で、建築工法の一つです。工期を短縮でき、建設コストが抑えられるのがメリットです。

エクステリア

インテリアの対義語です。本来は、乗り物の外装や住宅の外観・外壁を意味するのですが、住宅周りで使用する場合、屋外構造物の門扉・塀といった外柵、カーポートや、庭とそこに設置されるウッドデッキ、トレリス、パーゴラ、植栽など、住宅の外部空間全体を指して使用する場合が多いです。

SRC(えすあーるしー)

鉄骨鉄筋コンクリートの略で、建築工法の一つです。RC造と比較すると軽量で、高層建築物に適しています。

LDK(えるでぃーけー)

和製簡略記号です。Lは『リビング(居間)』、Dは『ダイニング(食堂)』、Kは『キッチン(台所)』のことを指しています。不動産の広告では、大抵の場合、この簡略記号で間取りが表されています。なお、認知度は低いですが、Sは『サービスルーム(納戸)』を指しています。

エントランス

建物の入り口部分のことです。マンションなどでは、正面玄関部分をエントランスホールなどと呼びます。

エコハウス

環境負荷軽減のための対策が講じられた住宅のことです。例えば、省エネルギーを実現する設備や再生可能エネルギーの使用、資源の再利用や廃棄物の削減などの対策がとられている住宅です。

『お』から始まる不動産用語

最後は『お』から始まる不動産用語をご紹介しましょう。

追い炊き(おいだき)

お風呂の機能で、浴槽のお湯が冷めてきた場合、沸かし直せる機能です。入浴時間がバラバラなご家族などであれば、便利なうえに節水にも役立つ機能です。給湯器の機能となりますので、追い炊き機能が無いタイプよりは導入費が割高になります。

オートロック

近年に戸建て住宅でも電気錠が人気になっています。指紋認証や暗証番号、カードキーなどさまざまなタイプがありますが、ドアを閉めると自動的に施錠してくれる機能がオートロックです。ちなみに和製英語です。

オープン外構(おーぷんがいこう)

敷地の周囲に垣根や塀を設けずに開放的な空間にしたものです。圧迫感を取り除いて敷地を広く見せる効果や、周囲から丸見えになるため空き巣被害などを防ぐための防犯上の効果があると考えられ、近年人気の住宅形式となっています。

オープンハウス

休日などに住宅の内覧会をすることです。

オープンリビング

玄関ホールとリビングの間仕切りが無い形態のリビングのことです。この形態にすると、外出の際に必ずリビングを通過することになるため、家族の行動がわかりやすく、コミュニケーションがとりやすくなると言われています。

屋上防水工事(おくじょうぼうすいこうじ)

陸屋根を採用した場合、屋上スペースが活用できます。屋上防水工事は、建物屋上の雨漏りを防ぐ工事のことです。

屋上緑化(おくじょうりょくか)

建造物の屋上に樹木・植物などを設置し緑化することです。最近では、ヒートアイランド現象の緩和に効果的と言われ人気になっています。

おとり広告(おとりこうこく)

実際には取引できない物件の広告を客寄せ目的などで出すことです。おとり広告にも、架空物件、売約済み、売り主が売却意思を持っていないなどさまざまなものがあります。

まとめ

今回は、憧れの戸建て住宅を考えている方のため、不動産屋さんとの打ち合わせ時に困らないよう、よく登場する不動産用語についてご紹介してきました。もちろん、ここでは紹介しきれなかった用語もたくさんありますので、打ち合わせ中に疑問に思った事があれば、気兼ねなく質問するようにしましょう。分からないことは分からないと伝えなければ、完成後に後悔してしまう結果が待っているかもですよ!