絶対におさえておきたい!悪徳不動産会社が利用する手口とは?

今回は、皆さんに気をつけておいてほしい、悪徳不動産会社や悪徳営業マンが利用する手口についてご紹介していきます。

むとうの家では、日々たくさんのお客様からさまざまなご相談を頂きます。もちろん、主なご相談は新築一戸建ての相談や賃貸住宅に関するご相談なのですが、実はむとうの家に訪れる前に出会った他の不動産会社の相談を受けることも少なく無いのです。その中でも特に多いのが、悪徳不動産会社や悪徳不動産営業マンに関する相談です。

もちろん、不動産会社であるむとうの家からすれば、他の不動産会社を悪く言いたくはないのですが、残念ながら『悪徳』と呼ばれる手口を使う不動産会社や営業マンが存在するのは事実なのです。そこでこの記事では、皆さんが憧れの新築一戸建てを手に入れる際、こういった悪徳不動産会社に騙されないため、注意しておきたい手口をご紹介していきます。

『悪徳』不動産会社が利用する要注意な手口!

それでは悪徳不動産会社や悪徳不動産営業マンが利用する注意すべき手口をご紹介していきましょう。そもそも、新築一戸建ての購入をご検討中の方が、こういった業者に出会ってしまった場合、どうなってしまうのでしょうか?

一言で言うなら、『あなたには損しかありません!』です。新築戸建て住宅の購入は、そもそも大きなお金が動きますので、お金の損がとても大きいです。さらに、損害はお金だけでなくその他にもたくさんあるのです。具体的な損害の一例を以下に上げていきましょう。

  • ウソの情報をもとに物件を購入してしまう危険が…
  • 本来不必要な費用を支払わせられる可能性が…
  • 適切でない住宅ローンを組まされる…
  • コンプライアンスを無視して、ずっと連絡される…

上記のように、お金だけでなく時間や精神的な負担も非常に大きのです。また、優良業者に出会っていれば、本当は出会えたはずの優良物件に出会えなくなってしまう…と言う可能性も高くなるのです。
悪徳不動産会社や悪徳営業マンと言うものは、基本的に不動産を購入する際の知識があまりない人を狙うと言われているのですが、そもそも不動産の知識などほとんどの方が持っていないと思います。つまり、家の購入を検討している方であれば、全員が狙われる可能性があるのです。

「おとり広告」を利用する

「おとり広告」ってあまり聞いたことが無いかもしれませんが、実はこの手口は意外に多いので注意しましょう。SUUMO・HOME’Sなど、誰でも利用する大手サイトでもこの手のウソ物件情報を掲載する悪徳業者がいます。

「おとり広告って何?」と言う方に具体例をご紹介しておきましょう。

  • 物件は既に売れているのにもかかわらず、客引きのために掲載を続けている
  • 物件価格を本来よりも安く公開している
  • 完成していないのに、あたかも完成しているように載せる
  • 内部の写真を一部、別物件の物を利用する

要は、物件情報自体がウソの情報と言うことです。誰もが、不動産会社に行って、ウソの物件情報を教えられるなんて考えもしないため、こういった広告を見て連絡してみると「今売れてしまいました…他のを紹介しましょうか?」などと言ってくるのです。
要は、完全な客引き用に使っているわけで、本当に紹介される物件は、これよりもグレードが低い、価格が高いなどと言ったものになるのです。

購入をとにかく焦らせてくる

これは、さまざまな業界の悪徳業者にも共通する特徴です。家の購入は、人生に関わるお買い物ですので、じっくり時間をかけて検討したいと考えている方がほとんどだと思います。しかし、悪徳業者・担当者の場合「他に検討している方がいるので、気に入ったのであればすぐに申し込みしてください!」などと、とにかく購入を焦らせてくるのです。

ちなみに、普通の不動産会社の営業マンでも、お客様に決心させるため、多少こういった言い回しをすることはあると思います。しかし、覚えておきたいのは、同時期に同じ物件について、かなり詳細に検討している方が複数いる…と言うパターンは、ゼロとは言いませんがかなり稀です。つまり、営業マンが必要以上に購入を焦らせるのは、あくまでもテクニックの部分であり、場合によっては悪徳手口だと考えましょう。
悪徳業者は、申し込みさえさせれば、何とか出来る(買わせることができる)と考えている方が多いので、注意しましょう。

『とりあえず』申込書を書かせる

これも典型的な悪徳業者のパターンです。例えば、「この物件を止めるために、『とりあえず』申し込みだけしておきましょう!」などと、いくらでもキャンセルできるような言い方で書類に記入をさせようとする営業マンは多いです。

賃貸住宅の場合であれば「物件を数日だけおさえる」なんてこともあるのですが、新築戸建ての場合には、この概念はありません。つまり、あなたが「他に良い物件があればキャンセルすればいいか。」などと考えたとしても、「購入申込書(買付証明書)を書く=物件を購入する」という意思表明になってしまうのです。
確かに、購入申込書を記入すれば物件は止まるのですが、これはあなたが買った事で他の人が購入できなくなった状態を言うのです。したがって、あなたの意志がどこにあろうと、申込書を書けばたくさんの人間が契約に向けて動き出してしまいます。後から「そんなつもりでは書いていない!」と断ろうとしても、営業マンが家に来て永遠に説得されてしまうのです。この手口に引っかかると、希望の物件が手に入らず、時間や労力がかなりかかってしまうことになります。

住宅ローンの選択肢がない

悪徳不動産会社とまでは言えないのですが、人それぞれのライフプランがあるのにも関わらず、住宅ローンを含めてさまざまな選択肢をお客様に提示しない不動産会社・営業マンはNGだと考えた方が良いです。例えば、以下のような場合には少し注意しましょう。

  • 「この場で申し込みをしないと売れちゃいます」など、選択をさせない
  • 住宅ローンの金融機関や金利プランを複数提示しない
  • 火災保険はどれに加入するか選択させない
  • 購入にかかる費用内訳を提示しない

こういった業者は、お客様に知識がない事を良いことに、自社に最も利益が出るように、選択肢をわざわざ与えない…という手段に出てくるのです。特に住宅ローンに関しては「弊社と提携しているものが有利ですよ(安いですよ)」などと言ってくる場合もあるのですが、基本こういったセリフもウソだと考えておきましょう。

不動産会社の営業マンは、住宅ローンについてもプロ並みの知識を皆が持っていると思っている方が多いのですが、全くそのようなことはありません。そもそも会社によっては、ローンの勉強会などを開くことすらしない…という場合も珍しくなく、住宅ローンについてあまり理解していない…と言う人も多いのです。結果的に、自分のライフプランには合わないローンを組んでしまい、後々困ってしまうことになるのです。
不動産会社選びは、あなたの話をしっかりと聞いてくれ、多方面からの提案をきちんとしてくれる方に依頼しましょう。

話す内容がコロコロ変わる

悪徳不動産会社や不動産営業マンは、とにかく話す内容がコロコロ変わります。そのため、記録に残らないように、いつも電話で話してきて、最終段階で「言った・言わない…」のトラブルに発展してしまうことが多いのです。

特に注意が必要なのは、家の代金以外にかかる費用面です。こういった悪徳業者は、何の説明もなしにボッタくりのような費用を突然請求してくることがあるのです。例えば、「銀行融資事務代行費用」「ローン事務代行費用」「契約書類作成費」など、あたかもあり得そうな項目を作り請求してきますが、まともな業者であれば、こういった請求を説明もなくしてくることはありません。

まとめ

今回は、不動産業界にもいる悪徳業者について、悪徳不動産会社やその営業マンが使用する手口についてご紹介してきました。本来不動産会社と言うものは、お客様の人生に関わるお買い物のお手伝いをさせていただく業者ですので、幅広い知識を日々勉強しているものです。多くの不動産会社は、お客様の事を第一に考えて、さまざまなご提案をしているのですが、中にはこの記事でご紹介したような悪徳業者がいるのも事実です。

そして、悪徳業者ほど、一見すると良さそうな不動産会社を装っていますので、なかなか「悪徳業者だな!」と見抜けないのも難しい点です。これから新築戸建て住宅の購入をご検討中の方は、この記事でご紹介したような注意点を頭にいれ、悪徳業者に引っかからないようにしましょう。