失敗から学ぶ!家の購入を後悔してしまった方の失敗談をご紹介!

今回は、これから新築一戸建ての購入をご検討中の方のため、住宅の購入を後悔してしまった…という方たちは、どういった点を『失敗した…』と考えているのかについてご紹介していきたいと思います。どのようなことでも、失敗談は非常に勉強になるポイントが多いですので、「住宅の購入はどこに注意すれば良いの?」と迷っている方がいれば、先輩たちの事例から学んでおきましょう。

誰もが憧れるマイホームの購入ですが、一生の中で最も高額なお買い物になりますので、住宅購入後に後悔してしまうようなことは絶対に嫌…と考える物でしょう。そのため、住宅の購入時には、さまざまなモデルハウスをめぐってみたり、ご家族で時間をかけて話し合い、理想の住宅像を慎重に検討するものです。
しかし、どれだけ事前に話し合いや準備を行っていたとしても、実際に住み始めてみると「思っていたものと違うぞ…」というようなポイントが出てきてしまい、数年後に住宅の購入自体を後悔してしまう…という方もいるのが実情です。こういった住宅の購入を後悔してしまうような方は、「事前に何も考えてなかったのでは?」「家族内の話し合いが不十分だったのでは?」と考えてしまう方も多いのですが、しっかりと将来を含めて検討していた方の中にも「失敗した…」と考えてしまう方がいるのです。

こういった状況は、住宅の購入時に「何に注目すれば良いのか?」ということがイマイチ分からない…ということが原因になることが多いですので、実際の失敗談から自分たちが注目すべきポイントを見つけるのが、住宅の購入を成功に導くコツになるはずです!

家の購入!『立地』に関する失敗談

住宅の購入後に「失敗した…」と後悔してしまうポイントとしては、立地に関する問題も少なくありません。住宅の『立地』は、どう頑張っても購入後に変えられないポイントになりますので、慎重に検討しなければいけません。
例えば、内見時には「良い立地だな!」と思ったとしても、実際に住み始めてみらさまざまな問題点が生じてしまう…なんてことも珍しくないようです。代表的な失敗談は以下のような物です。

日当たりに関する問題

家の内見時に忘れられがちなのが「時間によって日当たりが異なる…」というポイントです。

例えば、内見の時にしっかりと日当たりをチェックしたと思っていたとしても、実際に住み始めてみると、「西日がきつい…」「周辺環境のせいで日照時間が少ない…」「リビングの日当たりが悪いから、冬場の光熱費が高い…」などといった問題が生じてしまうことがあります。

住宅の日当たりは、季節によってもかなり違ってきますので、自分たちのライフスタイルも考え、気に入った住宅は、何度か時間を変えて内見してみるということも大切です。

関連記事:日当たりを考えると『南向き』がいいってホント?戸建て住宅でも無視できない日当たりの基礎知識

通勤に関する問題

予算の関係や住宅のみの理想を追求した結果、「会社から遠くて、毎日の通勤が苦痛…」と後悔してしまう方も少なくありません。

新築一戸建ての購入を検討した場合、誰もが予算を決めて物件を探します。そのため、物件の理想ばかりを追いかけていたら、郊外の物件になるなんてことも多いのです。購入時には、「理想の家が手に入る!」と嬉しくなるものですが、勤務先から遠すぎれば「失敗した…」と後悔してしまうようになるのです。マンションなどでは、出勤時のエレベーター問題で、暮らしにくい…と後悔してしまう方も多いと言われています。

通勤は、毎日のことですので、これを苦痛に感じてしまうようになれば、疲労やストレスがどんどん溜まってしまいます。また、家族との団らん時間も少なくなってしまう…という問題も生じますので、家の理想だけでなく、生活全体のバランスを考えましょう。

日常生活に関する問題

日常生活を便利に進めていくためには、『駅近』であることや、毎日のお買い物に使えるスーパーやドラッグストアなどが「近くにあるのか?」という点もポイントになります。物件によっては、日々のお買い物に苦労してしまう…という立地になってしまっており、それが苦痛で「失敗した…」と感じてしまう人もいるのです。

住宅の購入前には、周辺にある施設もきちんと調べておくなど、毎日のお買い物をきちんとシミュレーションしておくことも大切です。

周辺からの騒音に関する問題

日常生活上の『騒音』に関しては、実際に住んでみなければ分からないことが多いです。例えば、交通量の多い幹線道路沿いの住宅であれば、ある程度の騒音や振動が生じてしまうと予想できますが、細い道に面した住宅でも、渋滞時の抜け道になっている…などと言った場合、実際に住んでみると「車の音がうるさい…」「交通量が多くて子供が危険」などと言った問題に直面してしまうのです。

また、近くに学校があるような物件になると、チャイムの音や学校イベントで発生する音に悩まされてしまう…なんて危険もあります。この辺りに後悔しないためには、周辺にどういった施設があるのかを確認するとともに、時間を変えて周辺を確認してみるということが大切になります。

家の購入!『建物』に関する失敗談

建物自体に関しては、購入前にしっかりと打ち合わせを行い、確認もするわけですので、「後悔するようなことはないのでは?」と考えてしまいがちです。しかし実際には、住んでみると意外に不便に感じてしまう…と言った事も珍しくなく、「失敗した…」と後悔してしまう方もいるようです。代表的な失敗談は以下のような物です。

間取りに関する問題

住宅購入時には『間取り』にこだわる方が非常に多いです。しかし、「この間取りが良い!」と思って購入したのに、実際に住んでみると不便だった…と後悔してしまう方も少なく無いのです。間取りの不便さは、日常生活に直結する問題ですので「失敗した…」と後悔してしまうことでしょう。

例えば、陸屋根を導入し屋上を洗濯物を干すスペースとしたなどという方の中には、洗濯スペースから干場まで遠い、階段がツライ…などと言った理由ですぐに後悔してしまう方もいます。また、柱が張り出しており、置きたい場所に家具が置けない…、流行りの吹き抜けで広いリビングにしたけど、冷暖房の効率が非常に悪いなど、住んでみなければ分からなかったポイントに不便を感じてしまう訳です。

内見時や設計時は、気分が高まって理想ばかり追いかけてしまうものですが、一度落ち着いて、実際の生活や動線を冷静に確認するように心がけましょう。

住宅設備に関する問題

住宅の購入前は、気分が高まってしまっていますので、多少費用が高くなっても導入したいと思う住宅設備を設置する方が多いです。

しかしそういった方の中には、生活を始めてみると「不要な設備だったな…」と後悔してしまうような方も少なく無いのです。例えば、浴室乾燥機能や1・2階それぞれにトイレを設置したけれど、日常生活では全く使用せずに後悔してしまった…といったパターンです。

将来像を見落としていた場合の問題

マンションを購入した方の中には、最初は何の問題もなく暮らしやすいと生活していたものの、子供が増えたことで狭く感じるようになった…などという失敗談は少なくありません。

夫婦二人が住むために住宅を購入する場合でも、将来子供が増える可能性の事も考えて間取りを検討しておくべきです。戸建住宅であれば、何とかなるかもしれませんが、マンションの場合、子供が2人、3人と増えていけば、子供部屋を確保することが難しくなります。また、物が増えてしまい、どうしても室内が散らかって見えてしまう…なんて問題も生じてしまう可能性があります。

購入した物件の老朽化問題

中古住宅を購入した場合、思いのほか老朽化が進んでいて後悔してしまう…なんて方も少なくありません。

物件情報には、築年数や導入設備などが記載されていますが、住んでみると予想以上に設備の動きが悪い…、住宅自体の劣化が進行している…なんてことも少なくありません。こういった場合、これらを修繕するために、想定外の費用が必要になることから、「買うんじゃなかった…」と後悔してしまう訳です。
中古住宅を購入する場合には、細部まで確認するようにしましょう。

家の購入!『お金』に関する失敗談

最後はお金に関する失敗談もご紹介しておきましょう。冒頭でご紹介したように、住宅の購入は人生の中でも最も高額なお買い物になりますので、お金に関する後悔も少なくありません。以下で、いくつかの失敗談をご紹介しておきます。

予算の問題

これは、自業自得と言えるのですが、注意しておかなければ誰にでも考えられる失敗ポイントです。

マイホームを購入する場合には、大きなお金に見慣れてしまうこともあり、本来の予算をオーバーしてしまう方も少なくありません。いろいろ物件を見ているうちに、どうしても欲が出てきてしまい、追加工事が増えてきて予算を大きくオーバーしてしまう…というパターンですね。

もちろん、それでより理想に近い住宅になるのであれば良いのですが、「結局使わないのに…」なんてことになれば、予算オーバーしたことに後悔してしまう訳です。

住宅ローンの支払い問題

住宅の購入は、ほとんどの方が住宅ローンを組みますが、予算ギリギリや予算を超えて購入した場合には、毎月の返済で生活が苦しくなってしまう…なんてことも珍しくありません。

また、「年収が上がることを見越して…」「妻の収入も合算して…」などと言った状況で住宅ローンを組んだ場合、少しの状況の変化で返済が苦しくなり、最悪の場合、家を手放さなければ…なんてことになるケースもあるのです。

メンテナンス費の問題

これは意外に多いです。住宅の購入に多額のお金がかかるというのは、誰もが理解していますが、家を維持していくためにもお金がかかるということを忘れてはいけません。

住宅は、そこに存在するだけで劣化が進行してしまいますので、定期的なメンテナンスが絶対に欠かせません。例えば、外壁や屋根の塗装工事などは、100万円以上のコストがかかりますので、こういった維持費の事を考えていなかった場合、「予想以上にお金がかかってしまう…」と言う点に後悔してしまうのです。
また、他にも固定資産税がかかりますし、マンションの場合は管理費や修繕積立費が必要になります。住宅を購入する場合には、購入時にかかるコストだけでなく、維持費の事も頭に入れておきましょう。

まとめ

今回は、これから新築戸建て住宅の購入をご検討中の方がおさえておきたい、先輩たちの失敗談についてご紹介してきました。誰もが憧れるマイホームの購入ですが、実際に家を手に入れて住み始めてみると、「考えていたものと違った」「思っていたよりも不便になってしまった…」などと、家の購入を後悔してしまう方が一定数いると言われています。もちろん、家が手に入っているわけですので、さまざまなメリットが得られているのも事実ですが、マイホームの購入は非常に高い位置に理想がある方が多く、理想との乖離で「失敗した…」と感じてしまうのでしょう。

これから住宅の購入を検討している方でも、自分の理想やメリットばかりに注目する方が多いのですが、家の購入を失敗しないためには、この記事でご紹介したようなネガティブな情報もきちんと押さえておくべきだと思います。住宅販売の営業マンの中には、良く見える部分ばかりアピールしてきて、デメリット面は何も教えてくれない…なんて場合もありますので注意しましょう。